
「勝ち」の反対は「負け」
では、「勝ち続ける」の反対は?
世界一のプロゲーマー梅原大吉さんが著書である『勝負論』では、冒頭にこんな興味深いことを読者に問いかけている。
僕は以前まで結果の出ない自分に腹を立てていた。
「この原因は何なのか」を探しに、最寄りの本屋さんに駆け込んだ。
何とかこの答えを探し求めたい・・
その時に「このヒントを与えてくれそう!」と思ったがこの『勝負論』という本。
スポンサーリンク
自分の成長が勝ち続けられる要因
「世界一のプロゲーマー」である梅原大吉さんが「勝敗」に関してこう言っている。
もちろん勝ちたいと思って真剣にやっているけど、結果自体には重き置かない。ああ、勝った、ああ負けた、と思うだけで、本当に大切なことはそこから何を学び、成長できたかどうかだからだ。
僕は大学受験で第一志望に合格することができず、「何でこんなにバカなんだ!」って自分を責めていた。
しかしこの本に出会ってからは、「結果はついてこなかったものの、その失敗から色々なことを学べた」と心の底から思うことができたんです!
自分が幸福かどうかを、目標を達成したかどうかだけで考えてしまいがちのように思う。
以前の僕は目先の結果に一喜一憂していたが、今は”どれだけ成長できたか”を判断基準にしている。
失敗から学ぶことがある
素直に、謙虚になって、自分の悪かったところ、もっと改善できるところ、もっと改善できることろを見つけ出す、脳みそから何か出ているのではないかと思うくらい、僕はこのプロセスを気に入っている。
基礎を固めないまま、勝利にこだわり続けてるといつかボロが出てしまう。
しかし「負け」から多くのことを学び、色々と試行錯誤を繰り返すことによって、挫折の時に振り返ることができる。そして修正点も失敗から学べるのだ!
「負け」は「勝ち」への勉強材料となるのです。
スポンサーリンク
勝ちにこだわりすぎると勝てなくなる
勝つためだけに生きるのではなく、自分の成長を考えることで最終的に勝ってしまう
勝利することだけに貪欲になってしまうと、それを達成した後には疲弊してしまってモチベーションが逆に下がる恐れがある。
しかし「自分の成長」のために努力をし続ければ、努力を継続させることができる。
一歩後ろに下がって”自分にとっての成功”とは何かを考える。
いつ報われるかなんて、考えるだけムダ
努力すること、成長を続けることは、それ自体が幸福感に直面している。だから、成果を求めてはいけないし、成果が必ず出るなんて考えるのはおごりそのものだ。
諦めない限りは、「たぶんこの道は長いんだろうな」と思いながら、自分のペースで進んでいくなのだ。
彼はやはり考え方が一味も二味も違ったようだ。
人間は成果を直ぐに出したがる生き物であり、成果が出ないと不安になってしまう。
しかし彼の場合は、成果を出そうと「成長している過程」が幸福そのものであるのに、成果を必ず出そうと思うのはおごりだと述べている。
世界一のプロゲーマーの考え方に魅了されつつも、どこか腑に落ちないことろが有ったのが正直なことろ。